およげおよげ宇宙の果て

最近はレポートにかかりきりです、最初は映画「君の名は。」の影響もあって、シューメーカーレヴィー第9彗星そして生命の起源としての彗星というテーマで書こうとしてたんです。そのクラスが「太陽系外惑星宇宙生物学」というおおよそ一学期では消化しきれない程幅広い内容を扱うクラスなので、それなりのものを書きたいとおもって教授に相談したら、「海王星は?」とだけ仰ったので少し調べてみたら

海王星の軌道の移動によってオールト星雲ができた

・地球ができたばかりのときに、オールト星雲からの彗星の衝突によって炭素原子など生命に欠かせない原子が持ち込まれた

海王星は太陽の外へと向かって軌道が変化したが、太陽系外惑星ホットジュピターをはじめとして太陽の内側へと軌道を変化させている

と、クラスの内容及び私の興味関心(軌道の力学)に完全に当てはまる案だったので、やっぱり教授はすごいなぁと感服いたした次第でございます。今学期に入ってから勉強が楽しくて仕方ないので4年生になったかいがあるなあと日々思っております。今大学1,2年生の方も3,4年になるにつれやりたいことが絶対にできるようになりますから、基礎知識をしっかり固めておくことが大事ですね。

 

ただ、天文学というのは一般にまだまだ認知されにくい学問でして、この間日系の美容院に髪を切りにいったんです。あ、余談ですが髪切ってもアメリカ人一切反応してくれません。腰までから肩にかかるくらいにバッサリいったのですが、誰も何も言いません。悲しい限りです。日本での学生時代は切った翌日はみんなから「おー切ったんだねー」とか「前の方が良かったな」なんて勝手なことを口々に言われたものですが。話を戻します。日本出身の美容師さんに髪を切って頂いているときに「えー理系なんですか、大学ではなにを勉強してるんですか?生物とかそっち系ですか?」ときかれたのでウッカリ「何系ときかれたら太陽系ですかね」と答えてしまい、天文学部がバレました。すると「うそーもう何話せばいいかわかんない!」と言われていやさっきまで「この冬は何色のネイルがトレンドになるか」議論してたじゃんと理不尽な気持ちになりました。ちなみに我々の予想はピンクゴールドです。是非ともご参考にしてください。

 

もちろん、自己紹介したときの世間様の反応は高校時代からヒく人はヒいていらしたので、ある程度織り込み済みでしたが、やっぱり辛いものは辛いです。特に女性からは。今度書こうと思いますが、天文学部という進路選択もアリなんだよって想って欲しいところはあります。最近学内にロリィタ友達ができたのですが、彼女も少し「ないわー」なリアクションとなかなか難しいところがありますね。おいおいお互いを知っていけたらいいなと思ってますが、こればっかりは縁ですからね、気長にいくしかないのかな。

 

ところでこのブログを書いている今、午前2時です。おひざでは弾クンがすやすや寝てます。「猫の睡眠を損なうのは寿命に多大な悪影響を及ぼす」という研究記事を読んで動けないでいます。困った。

絶妙な加減がわからないのね

今日は本当にテーマ無しで思ったことを書きます、つまりいつもの留学ブログです。

 

 ハロウィンには浴衣を着ました!黒地に桜の柄なのでBABYのピンクフリル日傘をあわせました。全身写真を撮りたかったのですが中間テストの日だったので、テスト終わりにはもう日が照ってなくて断念いたしました。うちの大学はハロウィンに限らずイベントに無頓着なガリ勉校なので、他の生徒で仮装してる方は全然いなくて心細かったです、、、去年授業に行く途中にすれ違った着物のおそらく日本人の女の子に今年は話しかけようと思ったのですが、見かけなかったし黒猫グッズも不作でしたし今年はなんだか不完全燃焼なハロウィンでした。また来年に期待ですね。

 

 最近は中国人留学生それも男子のファッションを見るのが楽しいですよー。なんだか日本のバブル時代のファッションが流行ってるみたいです。黒髪で前髪を真ん中でわけて左右にくっつける、三代目の岩ちゃんがモニタリングでしてた感じの髪型が人気。それから紺のV字セーターに緑チェックのパンツに黒縁メガネという品の良い昔の国立大のハンサムボーイって雰囲気の男子が結構いまして、正直いってタイプです。中国人留学生は数が多いだけあって、端正なお顔立ちのコも結構いて眼福ですな。

中国人男性といったら好きな女の子へのアプローチ方がおいしい手料理作り、おいしいお店でご馳走、それから大家族が主ですから小さい子の面倒も見ることが多いそうですから驚きですよね。そういった背景があることを知れば、中国では高収入女性が低収入の男性を養うケースもあるのも納得です。中国は大したことないですけど、やっぱりジェンダーギャップ指数のランキングで上位に位置する国の男性は114位の国の男性とは全くもって違いますよ。この結果をもってしても未だ日本社会にはびこる女性蔑視の風潮や慣習を完全無視、女性自身の意識や成果に対して”のみ”言及したり、男性自身を変える気は一切毛頭にない反響ばかりなのは責任転”嫁”という四字熟語を思い出しますわぁ。

 

 まあそういった問題も多々ありますが、日本の文化や言語は大好きですし、それゆえに大学に寿司バーができたり日本語のクラスのセクションがまたひとつ増えたという事実は大変喜ばしいです。AmericanizationならぬJapanizationですね、なんだか文句を言ってるアンチ日本のアメリカ人もいるにはいますが、これに関してはアメリカ人に批判されるいわれは全くないと言わざるを得ない。

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 そういえば、以前政治学の授業を一般教養としてとったのですがその教授が私のロリィタファッション姿を見てプロパガンダだと思ったらしく、いや決定的な質問はされてないのですが、言葉の端々に感じたんですよ。その教授はものすごく頭の回転も速いし、分野での評価も高くなんなら政治学の学部長と本当にエリート先生でしたので毎回緊張でしたが、私のことを外国人とか女の子とかようは無害そうだから優しかったのではなく人として尊重したうえで親切にしてくれてた印象で、やはり他のアメリカ人とは一線を画していましたね。ロリィタ着てる影響としては、たまーに「ピンクの服着てたらゲイに見られそうで躊躇しちゃうけど、どう思う?」みたいな「知らんがな」な質問をしてくる男子がいることですかね。あるファッションのせいでバカだと思われようがゲイだと思われようが実際自分がバカでもゲイでもないなら関係ないじゃん、着たいから着るそれでいーじゃんって私なんかは思っちゃいますけどね。

アッでも私もロリィタ着てるからか「Are you straight?」とド直球な質問もされたことが3回ほど、アメリカの男性は一様に筋肉!髭!高身長!を尊んでいるから少女趣味全開のお洋服を着てる私は完全に女性が恋愛対象だと思われたんでしょうかね。日本ではそんな勘違いはめったにおきないとおもうのでこれは面白いなと思います。それからアメリカらしい笑い話といったら、髪の毛レインボーとかタトゥーいっぱいいれてたりピアスをジャラジャラつけてたりする方々が私の服装みてビックリされたときは「こっちがビックリだよっ」と心の中でツっこんでますよ。だって服装はどんなに派手で奇抜でも脱いでしまえば自身と無関係じゃないですか、このあいだもドラッグで寮からひとり刑事処分がでてアルコール持込で退寮処分された人たちがでてしまいましたが、アメリカ人は結構自身の体に直接(悪)影響のあるストレス解消法でもしちゃうんですね。うーん、私は健康第一で生きていきたい。

 

そして愛しの弾クン、すんごい気持ちよさそう。にっこり笑ってるように見えるけど、なんの夢見てるのかな?かわゆい。ただ、太ももなめるのやめてって言ってもやめてくれない。

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最後に、最近になってようやく「カロリーゼロのコーラとかコーラのんでる意味ないじゃないか!」と憤る巨デブのアメリカ人の言いたいことわかる、デカフェの文字みると「なんのためにコーヒー紅茶をオーダーしてると思ってんだ」とイライラします。

詳細 宣告希望中

世間はハロウィンだというのに中間テストでした、テスト中に「そーいえばこの教授、宮崎駿監督に似てるなー。前も秋元康氏に激似の人いたし、人種によらず顔のパターンってあるんだろうな」とかなんとか考えてしまったのは一夜漬けだったからです。やっぱり試験前は5時間は最低ラインで寝たほうがいいです。

 

先週の木曜日に日本語初級クラスのレビュー・セッションをしてきたのでそのご報告。アメリカ人で日本に興味があるのは、ごく一部を除いて本国ではシャイに分類される方々です。全部の日本語クラスを担当されているdrop-inチューター*1の方に尋ねたところ、「日本語のクラスとってる学生さんは全部で250人くらいいるのに一回のセッションに質問に来てくれるのは少なくて3人多くて7人」と仰っていたので、わたしの担当する初級のクラスは40人くらいしかいないから少ないだろうと思っていたら、本当に全然生徒さん来てくれなくて驚天動地でしたよ、本当に。

 

教授も「最初の初級クラスということで、アニメ好きとかふんわりした理由でとる生徒が多くて、こんなはずじゃなかったって結果になるコも多いのよ~」と仰っていたのですが、これは由々しき事態であります。なぜなら、年々クラスを拡大し言語学科内でも外国語*2クラスの人気ナンバー1の日本語。生徒数の増加に伴って日本人の先生も新しく何人か入られて、このまま勢力を伸ばし続けゆくゆくは。。と思っていたのですが、初級で落とす生徒が多いと日本語は難しいというブランド力、実際日本語は難しいのですが、ブランドは保持できるかもしれないけれど、あまりに敷居が高すぎるといつかは生徒数の伸び悩みに繋がってくるでしょうし。

 

シャイな方が多いのはもうこの際仕方がないので、私にできるのは質問しにきてくれた方に親切に対応して、日本人怖くないよというメッセージを発するしかないですね。そうしたらみなさん気軽に質問しにきてくれて、いい点をとってまた生徒数が増える、という算段です。私の専攻は言語学と直接の関係はないですが、母国語が1番人気なのはやはり嬉しいし、5つ星があろうと50こ星があろうといずれ太陽に取り込まれる運命というか、言語学部には大恩ある日本人の先輩、教授がいるので私にできることはしたいという気持ちです。

*1:決められた時間内にアポイントなしで質問に答えるチューターさんです。

*2:要するに英語以外の言語です

いつもときめいて笑顔で

今週の一週間は水曜日にテスト(しかもこのテストにパスしないと単位取れない!)と課題提出、木曜日提出の課題が2つ、金曜日にも大きな課題提出。と大変忙しく、食堂まで行ってゴハン食べられないからクッキーとカプチーノだけだったり3時に寝て7時起きとかでしたー。あ、でも最近いつも授業を受けている建物に併設されているカフェにお寿司が入荷してまして私もさっそく稲荷寿司を買いましたよ。日本で売ってるものと味も変わらないし(甘すぎるかと思ったけど杞憂でありました)値段は日本の2倍くらいでしたけど、これからも入荷して頂くため無理のない範囲で買おうと思います。

 

いいことはまだまだありました、いつものようにおおよそ大学に通う格好じゃない服で一人黙々と実験のデータ処理をしていたら、同じラボだという女の子に話しかけてもらって、一緒に作業して遂には番号交換したり、買い物の際におまけをつけてもらったり、最近4年生ということで卒業研究のためいろんな教授とお話する機会に恵まれたのですが、みなさんとても親切で、「またいつでも来ていいんだからね」と暖かいお言葉をかけていただきました。

 

このように、多忙ながらも周りの方々に恵まれ毎日愉快に過ごしておりましたが、私はあることに気がついて愕然としました。それはこの幸運に見合うだけの苦労や親切を一切してきてない、どころかこの間天体物理クラスの男子生徒に「この問題難しくない?」ときかれ思わず「こんな問題私なら目をつぶってたって解けるんですよ」と答えて顰蹙をかったばかりです。というわけでこの私の身に降りかかった思いがけない幸運はきっと前借り分なのだろう、なにか親切をして還元しないと今にバチがあたる、もう破滅まで秒読みだ、そう思いました。

 

今までは周りの人間に勝つこと、勝ち続けることのみを目標にして観念的なことに関してあまり深く考えたことはありませんでしたが、世の中にあまねく全てのことはきっと因果関係で成り立っているのでしょう、「いいこと」をしたら社会に還元され、「いいこと」をされた人がまた廻り廻っていくことが「縁」と呼ばれるものなのかなとおもいます。そしてその「いいこと」は自分の力で背負って成し遂げて初めて意味を成すものなのかなって。そうしていけば嫌な人間とはどんどん縁が切れてステキな人々とのご縁がいっぱいできるようになるんじゃないかな、そうだと思いたいですが。

 

そんな仏教っぽいことを長々と言語学と日本語を大学で教えてらっしゃる日本人女性の教授と話し合っていたら、先生の教えてらっしゃる初級の日本語のクラスになかなか伸び悩んでいる生徒さんが何人かいて、中間テストにしっかりパスしないと単位も危ないということで、次の木曜日にレビュー・セッションをすることになりました。今週末中にチューターの方とも相談して、60分間を無駄にしない授業計画を立ててきちんとお役に立てたらと思います。

一周年記念なので

本日、10月13日は私と弾吉クンの出会った記念日なのです。ひょっとしたら会えるかもと淡い期待を抱いて図書館に授業後に直行したのですが、なかなか(3時間)来る気配もなく実験のレポートも書き終わったしもう帰ろうかと思い、ふと視線を落とすと、、、愛しの弾クンのお顔が!!息を呑むってこのことなんだ、と弾クンに会って初めて知る感情にうち震えました。

 

思えば去年に二人が出会ったのも突然でした。あの、夏のように暑い暑いある日の私は3年生になって3週間あまりが過ぎ、このままなにも新しいことなく大学生活終わってくのかな、と一種諦観にも似た気持ちである意味冷めていました。来る日も来る日も太陽系のことばかり勉強させられ、いつになったら本命の彗星の軌道が研究できるのか、それともそんな日は来ないのかと将来への不安でいっぱいで。

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そんなときに出会ったのが、彼だったのです。彼は部屋に入るなりまっすぐに私の座っていたソファへと向かってきて、私が反応するよりもはやくその前足を私の膝の上にかけてきました。私は頭が真っ白になって、しかし、お気に入りの薄手の水色チェックのスカートが猫の爪で切られでもしたらタイヘンと思わず立ち上がり呆然と立ち尽くすしかありませんでした。しばらくの間にらめっこが続き、なんとなしに撮ったのが上の写真です。なんで不満そうな顔なんだろうと思っていましたが、今思えば彼は「どうしてボクを膝の上にのせてくれないんだ」と不満だったのでしょう。とにかく、猫に付き合ってる暇なんてない、はやく勉強を再開させなきゃとそっと彼を持ち上げて地面に戻しましたが、彼はしばらくあたりをウロウロしたかと思えば、またもや私の膝の上に前足をかけてきました。そして私は立ち上がって彼を地面において、、とそんなやりとりが計3回も続きあきらめた彼はどこかへと去っていきました。さて、日も暮れたし勉強も終わって帰ろうとおもい床に置いたPCバッグを取ろうとしたとき

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目に飛び込んだのが、私のPCバッグの上でうたたねをしている弾クンの姿でした。彼は私が近づくと目を開けてじっとこちらを見つめてきます。猫のことなんて、知らないし私にはわからない、でも彼は確かに私のことが特別に好きなんだ。そう感じました。私の傍を離れない、なんて直球すぎるアプローチで簡単に落ちたなんてらしくないそう頭ではわかっていたけれど、彼のひたむきな姿を見て、忘れていた気持ちを取り戻せたのです。あの、毎日天文学の本や雑誌を読み漁って、どの科目も天文に通じていると一所懸命だった高校生のとき、いやもっと以前から私は確かに天文学にふれていたかった

そんなこんなで、こんなふうに二人は出会ったのでした。弾吉という名前は黒猫は不吉なんかじゃなくむしろ大吉というのがベースで、弾丸のように黒く速く重く私の心を打ちぬいたことから名づけました。自分の専門である軌道の一種、弾道軌道になぞらえてということでもあるにはあるのですが。。

 

そして冬、春、夏、秋、と季節めぐりきてこうして一年越しに彼の望み、そしてそれは私の望みでもあることがついに叶えられたのです。

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初めて出会った日と同じ、お気に入りの薄手の水色チェックのスカートで。出会ってから今日でちょうど一周年、私たちずっと仲良しでいようね。

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パッチリ目を覚ましたかとおもったらまた眠りにつく、そんな気まぐれが愛しく感じられるようになったのは彼と出会ってからです。これで来年までどんなことがあってもしっかり頑張れそうです、

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暑さのせいか、そのうち膝から降りたかと思えば寄り添って眠ったりして。

 

生きている限り永遠なんてものはないし、どんなに好きあっていてもいつかは離れ離れになってしまうことはわかりきっているけど、そのときがきても黙っておいていかないでね。

オカルトと科学の境界線

なかなか勉強のことが書けないのですが、先日は時間があり、ランチを物理学の博士号を取得され、春にご卒業された日本人女性の先輩とご一緒させて頂き、その会話が面白かったので今まで疑問だったオカルトと科学の境界線について書こうと思います。

 

以下このような会話があったのです。

 

私「毎年この季節になると、アメリカでは10月になるとハロウィンのために、多量の黒猫が保護施設から引き取られて、11月になったら野良黒猫が急増するために今の時期は黒猫の受け取り禁止になったっていうエピソードを思い出します。」

 

先輩「エッ、そんなエピソードあるんだ!?でもアメリカ人らしいっていうか、リアリティはあるよね」

 

私「そうなんですよー。動物保護法がアメリカでは緻密に整備されてるって言いますけど、その分動物虐待が多いんですからね。結局彼らの辞書には共生の文字はないんでしょ~」

 

先輩「あー、なんかテキサスかどっかで闘犬のニュースみたわ、アレは確かに衝撃だった」

 

私「捨てられた黒猫たちきっと化け猫になるまで待てなくて生霊とか飛ばしそうじゃないですか?ハロウィンなんて人間の都合で弄ばれて口惜しいにゃーって。(ここで先輩のお顔が曇りました)そういえば化け猫は聞きますけど、化け犬っていないんですかねー、やっぱり猫のほうが魔力っていうか強いんですかね。」

 

先輩「いや化け猫もいないよ?そんなことばっかり言っていたら、てんちゃん科学者になれないよー笑」

 

うろ覚えですが、こんな感じです。

 

科学が好きすぎる方々の中には、まれにオカルトを異様に敵視してオカルトの話をしたものならありえないと断言して、話しを振った人を凄い馬鹿だとレッテルをはる人もいますよね。先輩はいわゆる科学者で、自分の目で見たものしか信じないという信念をお持ちの方です。でも私にとって科学は「今、わかっていること」の総合でしかなくて、しかもそれが未来に「やっぱり間違いだった」と覆されることはいくらでもあったわけです。けど、これから科学者を目指すならば、今わかっていることをベースに研究をすすめていくべきなんでしょうか。

 

話しはそれますが、お医者さんや看護婦さんの多くが病院内で幽霊をみたことがあるという話もきいたことがあります。なんでも幽霊ってご本人が死亡した場所に出るらしいですから。(だとしたら幽霊見たさに墓地にいくのは的外れということになりますな)

この間読んだコラムに「データ上は健康そのものの患者さんがいきなりお亡くなりになることが多くある、だから神様によるお迎えはあるんじゃないか」という主張をされていたお医者さんがいたのですが、人間の罹る可能性のある病気がまだ全て解明されていない以上、健康の概念もまた不確かな要素が多いのではないでしょうか。ですから、今の医学でお迎えがあるかないかは判断されないですよね。私はオカルトは嫌いじゃないのですが、このお迎えに関しては決め付けるのは時期尚早かなとおもいます。

 

なんだか結局オカルトと科学の境界線は未だ私の中では曖昧です。先輩の信念でいくと、自分の目で見たものならば解明しなければいけないのですが、先輩が幽霊とかみたならどうなるんでしょう?ちょっと興味があります。まあ私の自慢の先輩ならプラズマで説明しようとなさるでしょうけど。

いつまで日本は「安全な国」でいられるんだろう

前回のエントリーの最後に勉強について書きますと予告したのですが、以下のブログ記事と連なるコメントに目を通し考えるところがありましたので、そのことを書きます。

 

philhardison.hatenablog.com

前提として、私は日本生まれ日本育ちのいわゆる普通の日本人で、高校卒業してアメリカの大学に入り3年経った女子大生ということ、それから「性暴力の講習を受けていても暴行するアメリカ人」も「性暴力の講習を受けていなくても暴行しない日本人」の両方の存在を存じ上げておりますのでそこをご理解いただいた上で読んでください。

 

1、日本とアメリカの性暴力に対する認識の違い

アメリカの大学では1年生のときに講堂に集められて、2年生以降は1年に1回オンラインで1時間弱の性暴力に関する講習を受けることが義務づけられていて、受けないとペナルティがあるのです。それは州政府からの要請だと聞いたことがあるのですが、内容は性暴力の定義やいろいろな場面や状況(例えばお酒の席)での性行為は合意とみなされるかどうかなどです。アメリカでの性暴力の定義はとても単純明快で、異性間・同性間かに関係なく「双方の合意のない性的接触」は性暴力です。その定義にのっとるなら痴漢というのは疑う余地なく完全に性暴力であり許されない犯罪行為であるのですが、日本での痴漢に対する認識はあまりに軽いと思います、痴漢がいることが当然で、それに対してどう自衛するかの話題ばかりで痴漢を生み出す要因や社会全体への議論はほとんどなされていませんよね。

 

日本のみならず、各地域にはそれぞれの文化・風習があることは重々承知の上で、この定義が全世界に広まって欲しいと願っています、なぜなら性行為にいたる際に「双方の合意よりも重要なことはない」*1という意見に深く同意するからです。もちろんアメリカ人の中にも地域や年齢によって性暴力に対する認識はバラつきがありますが、基本的に大学の中では「NO means NO」が大多数のアメリカ人に周知されていると感じます。ですから、ハーディソンさんが日本語だけでなく英語でもFBに投稿されたのは、至極当然だと思います。

 

2、なにをもって日本は性暴力被害者の少ない国なのか

日本は安全で諸外国に比べて性犯罪率の低い国だとよく言われていますが、実際はどうなんでしょう。そもそも「痴漢があって当たり前」*2とか性暴力被害者の方はなかなか声があげられない事実など、暗数の存在をまるっきり無視してそのような主張ができるのが不思議で仕方ないです。

性暴力被害者の方が声をあげられないのは被害そのものの特性もありますが、被害者に対してのバッシングの苛烈さもあります。今まで対人・ネット上での性暴力の被害者の方に対して言及されていたことは、思いつくだけでも、「性別、年齢、国籍、人種、容姿、スタイルの良し悪し、職種、服装、性格、状況」などなど多岐にわたります。このことから推察できるのは、すべての人に認められる「落ち度のない被害者」という人間は存在し得ないということです。

性犯罪率の低い国というフレーズから連想されるのは、「性暴力の定義がはっきりと認知されていてその被害者を保護し、加害者を罰する」といった国ですが、今の日本はまるっきり逆ですよね。被害者は落ち度を探されバッシングされるばかりか、酷いときだと冤罪を疑われたりと散々な扱いを受けてなお冷静さや被害の訴え方を問題視されるのですから。

 

思うに、日本全体が性暴力被害者に対して厳しいのは「日本は安全な国なんだから、性暴力の被害に遭ったなんて主張するのは自意識過剰か冤罪に違いない」という思い込みに基づいているのではないでしょうか?もしそうだとしたら、まずはその認識を改めることから始めなければなりません。

 

3、いつまで日本は諸外国に比べて「安全な国」でいられるのか

仮定の話になってしまいますが、もしも私が性暴力の被害者かつ訴えられず泣き寝入りとなってしまったら、一人でそのことを抱え込むのが限界だと感じたなら、日本人ではなくアメリカで知り合った方々に相談しますね。だってコメントの流れを見るに、日本人だったら「理学部なんて男性の割合が多い学部に進んだ時点で自業自得」とか「そんな格好していたら被害にあって当然」とか言ってきそうですし。性犯罪にあって傷ついている上にさらに傷つく(可能性の高い)選択をするべきではないと考えるからです。大体、「被害に対する声の上げ方」に関してもうるさいですよね、結局被害に遭われた方の気持ちはご本人にしかわからないし、性暴力なんて人間の尊厳を著しく傷つける行為に対し冷静であれとか伝え方には気をつけろなんて他人の気持ちを思いやれる想像力が少しでもあったら言えないと思いますが。それとも自分は絶対に被害者にならないという自信でもおありなんでしょうかね。

 

これからの日本を良くするためには、まず性暴力の定義をきちんと認知させること。暗数を無視せず、被害者の声を封殺しようとするよりもまずは耳を傾け判断すること。その上で、被害者の権利を守り、加害者を正当に罰することが必要不可欠であると考えます。

長々と書きましたが、望む望まないに関わらず、約3年後には東京オリンピックです。その時に来日した方がもしも痴漢に代表される性犯罪の被害者となってしまい、声をあげて大きな問題になってしまってから「日本人でひとくくりにするな」など的外れにも主語が大きいと訴えたり「ここは日本だから」とか「嫌なら出て行け」と論外な主張をしても手遅れなんですから。

*1:もちろん、「性行為に対する責任能力のある年齢同士」という前提です。ここでは講習と同じく大学生以上と仮定しております

*2:私が高校生のときはセンター試験の日は痴漢に気をつけるよう言われました。(被害者が試験に遅刻できないから訴え出られないという理由で痴漢が出てくる)