オカルトと科学の境界線

なかなか勉強のことが書けないのですが、先日は時間があり、ランチを物理学の博士号を取得され、春にご卒業された日本人女性の先輩とご一緒させて頂き、その会話が面白かったので今まで疑問だったオカルトと科学の境界線について書こうと思います。

 

以下このような会話があったのです。

 

私「毎年この季節になると、アメリカでは10月になるとハロウィンのために、多量の黒猫が保護施設から引き取られて、11月になったら野良黒猫が急増するために今の時期は黒猫の受け取り禁止になったっていうエピソードを思い出します。」

 

先輩「エッ、そんなエピソードあるんだ!?でもアメリカ人らしいっていうか、リアリティはあるよね」

 

私「そうなんですよー。動物保護法がアメリカでは緻密に整備されてるって言いますけど、その分動物虐待が多いんですからね。結局彼らの辞書には共生の文字はないんでしょ~」

 

先輩「あー、なんかテキサスかどっかで闘犬のニュースみたわ、アレは確かに衝撃だった」

 

私「捨てられた黒猫たちきっと化け猫になるまで待てなくて生霊とか飛ばしそうじゃないですか?ハロウィンなんて人間の都合で弄ばれて口惜しいにゃーって。(ここで先輩のお顔が曇りました)そういえば化け猫は聞きますけど、化け犬っていないんですかねー、やっぱり猫のほうが魔力っていうか強いんですかね。」

 

先輩「いや化け猫もいないよ?そんなことばっかり言っていたら、てんちゃん科学者になれないよー笑」

 

うろ覚えですが、こんな感じです。

 

科学が好きすぎる方々の中には、まれにオカルトを異様に敵視してオカルトの話をしたものならありえないと断言して、話しを振った人を凄い馬鹿だとレッテルをはる人もいますよね。先輩はいわゆる科学者で、自分の目で見たものしか信じないという信念をお持ちの方です。でも私にとって科学は「今、わかっていること」の総合でしかなくて、しかもそれが未来に「やっぱり間違いだった」と覆されることはいくらでもあったわけです。けど、これから科学者を目指すならば、今わかっていることをベースに研究をすすめていくべきなんでしょうか。

 

話しはそれますが、お医者さんや看護婦さんの多くが病院内で幽霊をみたことがあるという話もきいたことがあります。なんでも幽霊ってご本人が死亡した場所に出るらしいですから。(だとしたら幽霊見たさに墓地にいくのは的外れということになりますな)

この間読んだコラムに「データ上は健康そのものの患者さんがいきなりお亡くなりになることが多くある、だから神様によるお迎えはあるんじゃないか」という主張をされていたお医者さんがいたのですが、人間の罹る可能性のある病気がまだ全て解明されていない以上、健康の概念もまた不確かな要素が多いのではないでしょうか。ですから、今の医学でお迎えがあるかないかは判断されないですよね。私はオカルトは嫌いじゃないのですが、このお迎えに関しては決め付けるのは時期尚早かなとおもいます。

 

なんだか結局オカルトと科学の境界線は未だ私の中では曖昧です。先輩の信念でいくと、自分の目で見たものならば解明しなければいけないのですが、先輩が幽霊とかみたならどうなるんでしょう?ちょっと興味があります。まあ私の自慢の先輩ならプラズマで説明しようとなさるでしょうけど。